裏地、肩パッドを省いた、カットソーのように軽く柔らかな着心地のウールジャケット。第一次大戦時から紳士の尊厳を重んじる英国で傷病兵の外出用に貸し出したホスピタルジャケットがデザインのベースです。ウール生地に水分や熱を加え、短繊維同士を絡ませ、縮ませることによって強度・保温性を高める縮絨加工(フリング)を施しています。
ホスピタルジャケット史上、最も軽く柔らかな着心地を誇るこのジャケットは、まさにその名に恥じない逸品です。同生地のベスト、パンツと合わせたスマートなコーディネートや、カットソー・カーゴパンツなどに合わせてカジュアルダウンするのもおすすめです。製品に仕立てた後に縮絨をかけることによってできる、独特のシワ感とシルエット感も合わせてお楽しみください。
縮絨の歴史について、おまけのお話はこちらから(←リンクをクリックするとブログに飛びます)。