
<NIGEL CABOURN> JK-3 MALLORY JACKET - JAPAN SPECIAL [2022秋冬]
ニットの上にハリスツイードのジャケットを羽織り、足にはゲートルを巻いただけの軽装で世界最高峰、8200mのエベレストに挑んだジョージ・マロリー。
大英帝国の威信をかけて困難に挑んだ男の名を冠したジャケットです。
無骨ながらも品性を感じさせるブラック。無駄のないシルエットの美しさが窺えます。
ファブリックにはクラシックでソリッドなハリスツイードをセレクトしています。過酷なエベレスト登頂に挑んだマロリーの姿を彷彿とさせる一着に仕上がっています。また、シーズン毎に異なるハリスツイードは、その時にしか出逢えない貴重なファブリックです。
イギリスのスコットランド北西に位置するアウター・ヘブリディーズ諸島のハリス地方で生産されるハリスツイード(Harris Tweed)。英国王室の認可を受けた、英国ハリスツイード協会の厳しい品質基準をクリアしたものだけが、ハリスツイードとして認められます。
有機飼料で飼育された、子羊の新毛を手で紡いで糸にし、手織りの織り機で織り上げています。通常、羊毛に含まれる「ラノリン」を、洗毛し脱脂しないと機械に掛けることが出来ません。
ハリスは手作業のため、「ラノリン」を含んだまま織り上げることが出来ます。これにより、羊毛のもつ優れた保湿性と保温性をキープできるのです。
水牛の角から削り出した伝統的なホーンボタンを搭載。袖口にもサイズ違いの同シリーズのボタンが付いています。
登山用リュックサックを背負う肩や肘に強い負荷がかかります。1920年代、強い摩擦を防ぐために肩や肘にはコットンキャンバスが使われていました。
ショルダーパッチの搭載については、補強以外にもう一つ、考えられる目的があります。
現代の登山用ダウンウェアにはコールドスポット(ダウンパックの縫い目など、冷気が侵入しやすくダイレクトに影響を受ける部分)を軽減するため縫い目を排除、または極端に少なくしたデザインが見られます。
ダウンウェアの発明されていない時代に生まれたマロリー卿のジャケットのショルダーパッチもこれに共通し、ツイード部分から侵入する冷気を高密度の層で覆う事によって最小限に抑え、暖かさを保とうという試みから生まれたのではないでしょうか。人体において肩は冷えやすい部位であり、体温の低下は山では命取りになり得るからです。
ナイジェルケーボンのマロリージャケットにはデザイナーお気に入りのイギリス製ベンタイルが使われています。
ベンタイルは、第2次大戦当時、英国のシャーリー研究所で開発された耐水性と防風性の高いコットン生地です。 それは、海に墜落したパイロットの命を救うために誕生しました。
島国である英国を囲む海は、北極に連なる厳寒の環境です。
5度前後の冷たい海中に投げ出された場合、約20分が生死の分かれ目でした。
20分を過ぎると、低体温症によりその後いくら暖めても兵士は助からなかったのです。
しかし、英国の英知を集結し苦難の末に誕生したベンタイルにより、兵士の生存率がほぼ0%から80%へと激変しました。超高密度にコットンを織り上げることで、軽く防水性が高い生地となり、冷たい海水の侵入を防ぎ、低体温症からパイロットを守ったのです。
衿元をチンストラップで留めて、高所の低温や寒風に対応することができます。
チンストラップは取り外してジャケットの内側に収納できます。
本切羽になっています。
袖裏は、レーヨン100%なので袖通しがスムーズです。
サイドにはフラップ付きで大容量のベローズポケットを搭載。

ニットの上にハリスツイードのジャケットを羽織り、足にはゲートルを巻いただけの軽装で世界最高峰、8200mのエベレストに挑んだジョージ・マロリー。
大英帝国の威信をかけて困難に挑んだ男の名を冠したジャケットです。

無骨ながらも品性を感じさせるブラック。無駄のないシルエットの美しさが窺えます。


ファブリックにはクラシックでソリッドなハリスツイードをセレクトしています。過酷なエベレスト登頂に挑んだマロリーの姿を彷彿とさせる一着に仕上がっています。また、シーズン毎に異なるハリスツイードは、その時にしか出逢えない貴重なファブリックです。

イギリスのスコットランド北西に位置するアウター・ヘブリディーズ諸島のハリス地方で生産されるハリスツイード(Harris Tweed)。英国王室の認可を受けた、英国ハリスツイード協会の厳しい品質基準をクリアしたものだけが、ハリスツイードとして認められます。

有機飼料で飼育された、子羊の新毛を手で紡いで糸にし、手織りの織り機で織り上げています。通常、羊毛に含まれる「ラノリン」を、洗毛し脱脂しないと機械に掛けることが出来ません。
ハリスは手作業のため、「ラノリン」を含んだまま織り上げることが出来ます。これにより、羊毛のもつ優れた保湿性と保温性をキープできるのです。

水牛の角から削り出した伝統的なホーンボタンを搭載。袖口にもサイズ違いの同シリーズのボタンが付いています。

登山用リュックサックを背負う肩や肘に強い負荷がかかります。1920年代、強い摩擦を防ぐために肩や肘にはコットンキャンバスが使われていました。
ショルダーパッチの搭載については、補強以外にもう一つ、考えられる目的があります。
現代の登山用ダウンウェアにはコールドスポット(ダウンパックの縫い目など、冷気が侵入しやすくダイレクトに影響を受ける部分)を軽減するため縫い目を排除、または極端に少なくしたデザインが見られます。
ダウンウェアの発明されていない時代に生まれたマロリー卿のジャケットのショルダーパッチもこれに共通し、ツイード部分から侵入する冷気を高密度の層で覆う事によって最小限に抑え、暖かさを保とうという試みから生まれたのではないでしょうか。人体において肩は冷えやすい部位であり、体温の低下は山では命取りになり得るからです。
ナイジェルケーボンのマロリージャケットにはデザイナーお気に入りのイギリス製ベンタイルが使われています。
ベンタイルは、第2次大戦当時、英国のシャーリー研究所で開発された耐水性と防風性の高いコットン生地です。 それは、海に墜落したパイロットの命を救うために誕生しました。
島国である英国を囲む海は、北極に連なる厳寒の環境です。
5度前後の冷たい海中に投げ出された場合、約20分が生死の分かれ目でした。
20分を過ぎると、低体温症によりその後いくら暖めても兵士は助からなかったのです。
しかし、英国の英知を集結し苦難の末に誕生したベンタイルにより、兵士の生存率がほぼ0%から80%へと激変しました。超高密度にコットンを織り上げることで、軽く防水性が高い生地となり、冷たい海水の侵入を防ぎ、低体温症からパイロットを守ったのです。

衿元をチンストラップで留めて、高所の低温や寒風に対応することができます。

チンストラップは取り外してジャケットの内側に収納できます。

本切羽になっています。
袖裏は、レーヨン100%なので袖通しがスムーズです。

サイドにはフラップ付きで大容量のベローズポケットを搭載。

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